ザ・ローリング・ストーンズ・ガイド

OUT OF OUR HEADS / THE ROLLING STONES

シブみと太さとポップさが微妙にブレンド!

OUT OF OUR HEADS / THE ROLLING STONES

オススメ度:★★★☆
オリジナル・リリース:1965年9月

どちらかといえば、R&Bコピー路線で突っ走ってきたストーンズだが、オリジナル曲をつくるコツをつかんで、儲けるコツをもつかみかける頃のアルバムである。

路地裏にニラミをきかせるジャケットもかっこいー。(お坊ちゃん顔だったキースがこの頃から怖くなってきた。)

カバーだって[1]や[7]のように結構大胆である。

オリジナルだって[6],[12]のようにおセンチな面を再び発揮。

レコードではそれぞれ最初と最後に配置し、変身度をアピール。

オリジナル曲では初の名曲[10]も完成。

しかしまだまだアイデアが足りないのか、マニア心が誘うのかコピー路線も捨てきれない。

オリジナル曲のヒットが出て、欲が出たのか、ビートルズとの相違性が次第に薄れてきて、逆に真似をしだしている面もチラホラ。なんだか中途半端な感じがするアルバムである。

実は最大の聴き所は[1]だろうな。もうみんなバラバラ。しかもコーラスの低音はビル・ワイマン? なんともたまらない。

次点では[12]のエッ(?)と思わせるとんでもないドラムである。...と思っているのはおいらだけであろうか?

Last updated: Apr 4, 2012


OUT OF OUR HEADS / THE ROLLING STONES
[日本盤] 日本盤の紙ジャケ。
Amazon詳細

TRACK LISTINGS
    [1] She Said Yeah
    [2] Mercy, Mercy
    [3] Hitch Hike
    [4] That's How Strong My Love Is
    [5] Good Times
    [6] Gotta Get Away
    [7] Talkin' 'Bout You
    [8] Cry To Me
    [9] Oh Baby
    [10] Heart Of Stone
    [11] The Under Assistant West Coast Promotion Man
    [12] I'm Free
  
BEAT-NET HOME > THE ROLLING STONES > OUT OF OUR HEADS