バッキングにあのロックパイルが参加!
ミッキー・ジャップのソロ最高傑作。
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1978年10月
アルバム・タイトルはジャッパニーズ。
自分の名と日本(ジャパン)をひっかけたギャグのつもりだろうが、
なぜかジャケには中華風アジアン料理を前に本人つり目で、大陸の方と勘違い・・・
さらに、聴けばニュー・オーリンズ・ビートからスタートするこのアルバム。
初ソロ・アルバムにして・・・さすがのミッキー・ジャップである。
LPではA面となる[1]~[7]では、ニック・ロウがプロデュースし、
バッキングには、なんとあのロックパイル。
パブ・ロック界のスーパー・スター集結に夢膨らむも、
ミッキーに気をつかいすぎたか、全体的に少々押さえ気味。
主役をたてた仕上がりである。
しかしそこはやはりロックパイル。
さすがのツボ・プレイでポイントはキチンとクリア。
・・・にもかかわらず、ミッキーのご機嫌をそこねてニックは解雇。
どうも次作に収録されることとなる《 Switchboard Susan 》が気に入らなかったらしい。
たかがプロデューサーが・・・と、さすがのミッキー・ジャップである。
しかしせっかく収録したロックパイルの《 Switchboard Susan 》のバッキング・トラックを利用して、
自らのアルバム『 LABOUR OF LUST 』に
自身のヴォーカルを入れて収録したニック・ロウ。
こちらもサスガである。
絶妙にパブロッキンなサウンドはサスガといったところか。
しっとりとした意外性のある曲調でアコースティック仕上げの枯れた[4]がハナマル。
さてB面にあたる[8]~[12]では旧友であるゲイリー・ブルッカーに
プロデュースを引き継ぐことになる。
こちらはややアダルトな仕上がり。
[8]ではおセンチなバラードも。
こちらのバック・メンバーもツワモノ揃いで、さすがのミッキー・ジャップである。
それにしてもこのアルバムはなんともカッコイー。
地味目で派手さは無いけれど、このユルいながらもロッキンな味わい。
なかなか出せませんぜ!
パブ・ロック界の元祖ヒーロー、
やはりさすがのミッキー・ジャップなのである。
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JUPPANESE / MICKEY JUPP [1] Making Friends [2] Short List [3] Old Time Rock 'n' Roller [4] School [5] If Only Mother [6] Down In Old New Orleans [7] You'll Never Get Me Up In One Of Those [8] Pilot [9] S.P.Y. [10] The Ballad Of Billy Bonney [11] Partir C'est Mourir Un Peu [12] Brother Doctor, Sister Nurse BONUS TRACKS: [13] Don't Talk To Me [14] Junk In My Trunk [15] Nature's Radio [16] You Made A Fool Out Of Me [17] Be Stiff |
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