モッズ・クラブであるクルックス・クリークでのライヴ。
意外やタイトでカッコいーブリティッシュR&Bが全開!
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1965年
これはカッコいー!
ジョン・メイオールのファースト・アルバムであるこれ、
『 JOHN MAYALL PLAYS JOHN MAYALL 』。
タイトルからして、ちょっとヒネくれていますが、
サブ・タイトルは、
『 RECORDED LIVE AT KLOOKS KLEEK! 』
そう、モッズ・クラブであるクルックス・クリークでの1964年のライヴ盤で、
まさにモッズ的なブリティッシュR&B全開でなんともカッコよいのです。
ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズといえば、
エリック・クラプトン参加の大有名盤、
『 BLUES BREAKERS JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON 』
でのオーティス・ラッシュ、フレディー・キングら本場ブルースを
見事にコピったアルバムの印象で元祖ブルース・ロックのイメージが一般的。
しかしファーストであるこのライヴ盤は、
ブルース・ハープがブロウしまくり、
アップテンポでタイトなR&Bビート・ナンバーが中心。
R&B Timeとクレジットされた《 Night Train / Lucille 》なんていう、
粋なモッド・メドレーがあったりします。
《 Night Train 》はファンク大魔王ジェームス・ブラウンで有名な
グルーヴィーなインスト・ナンバー。
《 Lucille 》はシャウト大魔王リトル・リチャードがオリジナルですが、
キンクスの《 Long Toll Sally 》ちっくにフニャっとカマしてもくれます。
全体的にはブルース・ロックというよりクラブ系モッズ・サウンド。
クラプトン在籍時ヤードバーズのライヴ盤
『 FIVE LIVE YARDBIRDS 』あたりに雰囲気がかなり近いっすね。
ブルース調の曲のR&Bビート的な解釈は、
そのままドクター・フィールグッドのライヴ盤
『 STUPIDITY 』にもつながりそう。
ちなみにこのライヴでのギターリストはロジャー・ディーン。
ちょい知名度は低いながらも、なかなかのギターを聴かせてくれますが、
無念にもクラプトンをゲットの際、クビに・・・
このアルバムのポイントが高いのは、
先のメドレーを除く曲がジョン・メイオールのオリジナル曲だということ。
正直、曲のレベルがズバ抜けているわけではないですが、
1964年の時点で自作曲で勝負できたアーティストは少ないでしょう。
サスガ先生!
ジョン・メイオールのあのモゴネバフニャ・ヴォーカルが嫌いじゃなければ、
モッズ・ビート派には、かなりオススメのライヴ盤です。
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JOHN MAYALL PLAYS JOHN MAYALL - RECORDED LIVE AT KLOOKS KLEEK! / JOHN MAYALL AND THE BLUESBREAKERS [1] Crawling Up A Hill [2] I Wanna Teach You Everything [3] When I'm Gone [4] I Need Your Love [5] The Hoot Owl [6] R&B Time: Night Train / Lucille [7] Crocodile Walk [8] What's The Matter With You [9] Doreen [10] Runaway [11] Heartache [12] Chicago Line BONUS TRACKS: [13] Crawling Up A Hill [14] Mr. James [15] Crocodile Walk [16] Blues City Shakedown [17] My Baby Is Sweeter |
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