オススメ度:★★★
オリジナル・リリース:1965年7月
いつもながらの陽気なオープニング。
前作『 TODAY! 』の後半で、いよいよキタナって感じだったが、
やっぱりまたこれかい!・・・とズッコケさせる1曲目。
しかし、なんか感触がちがうぞ。パーカッションが前面に出てきたせいだろうか?
どことなく全体的にバンド・サウンドというよりアコースティックなイメージもする。
というより、意識的にアレンジの視野がバンドの編成以外での構成をフィーチャーしている。
ところでビートルズの《 Ticket To Ride 》みたいなギター・リフとドラム・フィルインをもつ[5]で、
いままでありそうでなかった、カールはじめてのリード・ヴォーカルが出る。
この人はいつも一生懸命な感じが伝わっていいですねぇ。
冴えない前半より、聴き所は後半に多い。
前作にも収録の[6]は気合を入れなおしたらしいが、個人的にはパワーダウンした感じを受ける。
似たような曲調でスケール・アップしたイントロをもつ[7]があるんだから録り直さなくても・・・と思うけど。
さてやっぱり注目は[8]でしょう。
なんだかイントロから不思議なタッチ。
確実に違うメロディー。
確実に違うベース・ライン。
確実に違う楽器使い。
この辺りジワジワと次作『 PET SOUNDS 』の展開をにおわせてくるなぁ。
しかし、このアルバム、さすがにアルバムの連発で
曲自体に魅力のあるものが少ない。
そして[10]みたいにダサーいインストや[12]のアカペラもあったり、
まだまだヌケきれていない。
この辺りは変化を望まないレコード会社の圧力か?
アルバム・タイトル、ジャケットは相変わらずの夏センスだしねぇ・・・
頑張れ、ブライアン・ウイルソン!
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SUMMER DAYS (AND SUMMER NIGHTS!!) / THE BEACH BOYS
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[1] The Girl From New York City [2] Amusement Parks U.S.A. [3] Then I Kissed Her [4] Salt Lake City [5] Girl Don't Tell Me [6] Help Me, Rhonda (Single Version) [7] California Girls [8] Let Him Run Wild [9] You're So Good To Me [10] Summer Means New Love [11] I'm Bugged At My Ol'man [12] And Your Dreams Come True |
CREDIT
Mike Love: Vocals
Carl Wilson: Guitar, Vocals
Al Jardine: Guitar, Vocals
Brian Wilson: Bass, Vocals
Dennis Wilson: Drums, Vocals
Carl Wilson: Guitar, Vocals
Al Jardine: Guitar, Vocals
Brian Wilson: Bass, Vocals
Dennis Wilson: Drums, Vocals