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パブロック史をざっくりと

メルマガ「ビートルズ、ローリング・ストーンズの次はコレ聴け!」 2007/9/8発行 第78号

ども! BEAT-NETです。


今号では、第76号の「パブロックとは」に引き続き、
パブロック史全体の流れを
まずはざっくりとみてみましょう。


では、では。



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■ パブロック史をざっくりと
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パブロック史の流れをざっくりと大きく分けると、
おいらのイメージではだいたい
次の3つ位に分類できるんじゃないかなと思う。



1. 1970年代前半のパブロックといわれるバンドが出てきた時代

2. 1970年代中ごろの小さなムーヴメント発生期

3. 1970年代後半のパンク発生期



1.

1970年のブリンズリー・シュウォーツの大失敗劇「フィルモア・ハイプ」の後、
(※「フィルモア・ハイプ」については、編集後記参照)
その借金返済のために、
ちまちまとドサまわり的にパブでのライヴをやりはじめ、
それがパブロックなんて呼ばれだしたのがそもそもの始まり。


そんな1970年前半は、
ローリング・ストーンズやらレッド・ツェッペリンやらが、
マンモス級のバンドとなって大袈裟なライヴをやっていたのとは対照的。


そんな地道なブリンズリーの活動に影響を受けた
いくつかの売れないバンドがパブを中心に活動を活発化。


そのブリンズリー・シュウォーツを代表として、
エッグス・オーヴァー・イージーやビーズ・メイク・ハニー、
なんてトコがそんなバンドたち。

サウンド的には、アメリカのザ・バンドやCSNなどから
影響を受けたようなユルめなカントリー・ロックなどが多い。



2.

そしてパブでの地道なライヴが評判となって、
一気に注目を集めるバンドが出てきた。
前号でも出てきたウィルコ・ジョンソンがギターリストである
ドクター・フィールグッドの登場である。


全英のパブをめぐるツアーにより
パブロック・バンドが一般的にも徐々に知られるようになってくる。


なんとドクター・フィールグッドの1976年に発売された
ライヴ・アルバム『 STUPIDITY 』は全英ナンバー・ワン!


フィールグッズはもちろん、
イアン・デューリー率いるキルバーン&ザ・ハイローズなんてバンドも
その頃の人気バンドだったそうな。


サウンド的には、R&Bビートやファンキーなものなど様々だが、
強烈で個性的な独自のサウンドを持つバンドがその話題の中心。



3.

そしてドクター・フィールグッド、エディ&ザ・ホット・ロッズなどの
シンプルなビート・バンドの登場で俺にも出来ると目覚めた若者が、
次々にグループを結成。
いわゆるパンク・バンドが出現。


セックス・ピストルズなどに代表されるようにその派手な言動で、
一気にマンモス・バンドから主役の座を奪いとり、
世間の注目は、パブやクラブで地道に活動していたバンドに、
次々とスポットがあてられた。


そのムーヴメントにのっかってうまく登場してきたのが、
R&B的な要素は控えめにスピード感重視のビート・サウンドを持つ、
グラハム・パーカーやエルヴィス・コステロといったアーティスト。


さらにはソロとなったイアン・デューリーなども大人気。


しかし、派手なパンクに話題を独占され、
パブロックとしてのムーヴメントは人気が一気に後退。


ロック史としては、パンクが活躍する場の土台を開拓し、
シンプルなビート・サウンドを復活させたという時点で、
パブロックの役目は終わってしまったのである。



次回以降では、その1、2、3をそれぞれ前編、中篇、後編として、
お送りする予定です。



以前、このあたりの代表的なパブロック・バンドの曲を集めた
オススメのオムニバス盤

『 Naughty Rhythms - The Best Of Pub Rock 』
http://www.beat-net.info/mv/va_naughtyrhythms.html

があったのだけれど、廃盤のご様子。



似たようなオムニバス盤で

『 Goodbye Nashville Hello Camden Town - A Pub Rock Anthology 』
http://www.beat-net.info/mv/va_goodbyenashville.html

というのも出ていて入手は容易ですが、
ちょいと選曲にクセがあります。



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■編集後記
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ブリンズリー・シュウォーツの大失敗劇
「フィルモア・ハイプ」とは・・・


ブリンズリー・シュウォーツを話すときについてまわる
「フィルモア・ハイプ」といわれる大失敗劇。


フィルモア・ハイプというのは、スティッフ・レコード創業者のひとりで、
当時のブリンズリーズのマネージャーであったデイヴ・ロビンソンが企てた、
誇大宣伝による大失敗劇。


それまで地味な活動を行っていたブリンズリーズを、
ニューヨークのフィルモアで大々的に世界デヴューのライヴを行い、
イギリスのジャーナリストをそのライヴに無料で招待し、
その記事と評判により、
一気にビッグ・アーティストにしてしまおうという戦略。


しかし、ジャーナリストを乗せたニューヨークに向かう飛行機に、
あらゆるトラブルが発生し、ジャーナリストを散々に疲れさせたうえに、
肝心のブリンズリーズのライヴがあまりにも地味でパッとせず、
評判というより、笑い話となってしまったというもの。


パブロックはそんな大失敗劇から始まりました・・・


ではまた!



			
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