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早分かりストーリー1:ドクター・フィールグッド結成

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ドクター・フィールグッド前夜

ドクター・フィールグッドのひとつのはじまりは、
ご近所で幼馴染だったというウィルコ・ジョンソンとビッグ・フィガーが
60年代中ごろに組んでいた「ローマーズ」というバンドでしょう。

ウィルコはその後「ザ・ヒープ」というバンドや、
ウィルバーチやジョン・ポッターがいたという「フラワーポッツ」というバンドで
プレイしたというが、それらはあくまでアマチュア・バンドといったところ。

さらにウィルコは弟と「ノース・アヴェニュー・ジャグ・バンド」で活動し、
キャンベイ・カーニバルのタレント・コンテストに出演。

それを見て刺激をうけたのがリー・ブリローで、
後にマネージャーとなるクリス・フェンウィックとともに
1967年「ラズマタッズ・ウォッシュボード・バンド」を結成。

ギターリストには、後にベーシストとなるスパーコもいて
これがもうひとつのドクター・フィールグッドのはじまりである。

ちなみにそのバンドには、パブロック最狂ハーピストとなるルー・ルイスもいた。

一方のウィルコ・ジョンソンは、
エディー&ザ・ホットロッズを結成するギターリスト、デイヴ・ヒッグスの
「ザ・フィックス」というバンドに加入する。

しかし、その頃ヒッピーに憧れていたというウィルコは、
インドやネパールに放浪するため脱退。
おもしろいことにその後「ザ・フィックス」にリーとスパーコ、
そしてルー・ルイスが加入している。

ドクター・フィールグッド誕生

リー・ブリローとスパーコは1970年頃にはピグボーイ・チャーリー・バンドを結成、
このときのドラマーはリー亡き後ドクター・フィールグッドを支えるケヴィン・モリスで
R&Bをレパートリーとして地元ではなかなかの評判を得ていたらしい。

一方、放浪からもどってきていたウィルコは
デイヴ・ヒッグスやらウィルバーチらとバンド結成を計画するも
なんと教師になったというから驚く。

スパーコはそんなウィルコをギターリストとしてバンドに誘った。
1971年にリー・ブリロー、スパーコ、そしてウィルコ・ジョンソン、
ドラムにはテリー・ハワースという四人でドクター・フィールグッドが結成された。
(しばらくしてウィルコは教師をクビになったらしい・・・)

「DR FEELGOOD」というバンド名は、
ウィルコ・ジョンソンお気に入りのギターリスト、ミック・グリーンが在籍していた
ジョニー・キッド&パイレーツがカバーしていた曲から付けられた。

また、クリス・フェンウィックはバンド・マネージャーとなり
地元パブでの活動を活発化、
さらに元トーネイドスのハインツのサポートとしてオランダ・ツアーを行ったりした。

その後テリー・ハワースが脱退し、ウィルコ旧知のビッグ・フィガーがドラムに迎えられ、
1972年、おなじみ四人のメンバーが揃うこととなった。

・リー・ブリロー (Vo & Harp)
・ウィルコ・ジョンソン (Guitar & Vo)
・スパーコ (Bass)
・ビッグ・フィガー (Drums)

レコード・デビュー

地元キャンベイ・アイランド周辺のパブでの活発なライヴ活動により人気が出始め、
カーサル・フライヤーズのメンバーだったウィルバーチの助言もあり、
いよいよドクター・フィールグッドはロンドンに進出。
1973年7月、パブロック発祥パブとされるタリー・ホーにてライヴを行う。

当時、ニック・ロウがいたブリンズリー・シュウォーツを中心に
ビーズ・メイク・ハニー、ヘルプ・ユアセルフ、
チリ・ウィリ&ザ・レッド・ホット・ペッパーズ、ダックス・デラックス、
といったバンドで盛り上がっていたロンドンのパブでのライヴ・シーンに
ドクター・フィールグッドはそれまでにはなかった強烈なビート・サウンドで登場。
一気に注目を集めていった。

そして1973年秋にはBBCでセッションがおこなわれる。
その前日には必殺のオリジナル・ナンバー《 She Does It Right 》が徹夜で生まれた。

1974年にユナイテッド・アーティスツと契約し、
同年11月にシングル《 Roxette / Route66 》でデビュー。

DOWN BY THE JETTY / DR FEELGOOD
さらに翌年1月にファースト・アルバム『 DOWN BY THE JETTY 』が発売!

モノクロ・ジャケットにモノクロ録音だったアルバムは、
ハード・ロックや、グラム・ロック、プログレなどが流行っていた同時期のイギリスでは、
圧倒的に異質で驚異的にタイトなサウンドが一部で注目を集めた。


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