COLUMN
ON AIR EAST 2000/11/20
WILKO JOHNSON
ウイルコ・ジョンソン・ジャパン・ライヴ!


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2000年11月20日、雨の日である。ウイルコ・ジョンソンを見てきた。
場所は渋谷、ON AIR EAST。
師匠、ミック・グリーン率いるパイレーツとの対バンである。
...というより実際はフロント・アクトといった感じであったのだが...

会場はオール・スタンディングでぎっしり満員である。ケッコー人気すげーんだな、最近は。
てな感じで見た目20才後半位の男がほとんどで中は埋め尽くされ、熱気ムンムン。
なんとなくだがパイレーツ派7割、ウイルコ派3割と感じた。

というわけで早速ウイルコ・ジョンソン・バンド登場。
「Slipping And Sliding」でスタート。
以後、ニュー・アルバム「GOING BACK HOME」からの曲を中心に、テンポ良く進む。
とにかく、変わらない。いつものネタも変わらない。
この歌声、カッティング、このジャンプ、この動き。なんだか涙が浮かんでくるぞ。
そうそう、新ドラマー、モンティもシンプルながらも息はぴったり。
もうすっかり溶け込んでるようだし、歌を口ずさみながらたたいている姿も見ていて気持ちが良い。
ベース、ノーマンは音がでかかったせいもあるが、いつも以上にブイブイ。
最後の「She Does It Right」まで一気に楽しめた。
残念ながらアンコールは無かった。
ホントにこのバンドは、「バンド」って感じですね。一体感がすごいです。

続いてはパイレーツ。途中、休憩をはさんでの2部構成(?)演奏。
パイレーツはこれが初体験。ガンガンとハードに突き進む。
途中「Please, Don't Touch」で、ゲストにミッシェル・ガンのギター、アベを迎える。
このバンドには個人的に思い入れが無いので、前半のリズム隊のタルさと、
(特にギターとドラムの間で8ビートにノリの違いを感じた。)
曲間の間の悪さを感じたが、後半にしたがってよくなってきた。
しかし、個々のプレイヤーが演奏するのが楽しそうなのは、とても気持ちが良かった。

アンコールはウイルコを交えて師弟対決...と期待していたのだが、
パイレーツのみ。まぁよかったけど、うーーーーん残念。

両バンドともお約束的なノリ、構成だったが、
この方達にはこのままで、ビートを伝えつづけていってくれれば文句なしです。
また、意外にもこの2バンド。ルーツは同じながらも、
ライヴ・バンドとしての表現方法、方向がまるで違うのにびっくりしました。


 CONNECTION

LIVE IN JAPAN 2001
WILKO JOHNSON / LIVE IN JAPAN 2001

この日の模様がなんとCD化!
これはウィルコ単独のライヴだが、
同時にパイレーツのライヴも発売。



UPDATED 2004/1/1.

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